この本いつ発売だっけ・・・。
The Beans Vol.7 なのですが、これに「彩雲国物語 お伽噺のはじまりは」と言う書下ろしが載っております。
この話は、秀麗ちゃんが、茶州に行って暫くしてからの話で、主人公「紅邵可」で進められます。
半分が、邵可パパの回想で半分が現実世界、時間にして夜から明け方ぐらいの短い間の話です。
でもね、この短い間の話が、物語の本筋とかなりリンクしていて、色々な人と人とのつながりが見えてきます。
ここから、ネタバレにつきこの短編を読んでいない方は読まないほうがいいかもしれませんので、ご了承願います。
(反転させると読めます)
個人的な感想としては、この短編のおかげで今までぼやけた感じの人物描写だった人々がはっきりと見えてきた(たとえば、秀麗ちゃんのお母様、先王の愛した人、その他諸々)。
この先、秀麗ちゃんに多大な影響を与えるであろう縹家のことが少し分かります。
そして、縹家とのつながりも・・・・。
幾重にも絡まった人間模様にため息が出ます。
現段階での、本編の最終と目される「彩雲国物語 藍よりいで出でて青」の「心の友へ藍を込めて」。
この中で秀麗ちゃんが気づいた「自分の中にある何か。」
秀麗ちゃん自身が、縹家とのつながりまで気づいたかどうかは、あの中では推測できませんが、印象としては「かなりやばいですぅ~。」ってところでしょうかw。
かたや、劉輝は、先王の愛した娘とその結末を知る事になる。
櫂瑜州牧から劉輝に向けられた問いの答えは、きっと・・・・・。
次作、貴陽へと戻ってくる秀麗ちゃんを待ち受ける数多くの物、多くの苦難に立ち向かっていくのかと思うと、かわいそうでたまりません。
きっとその内、劉輝に話してあげたお伽噺(薔薇姫の話)が、自分の事だと知ってショックを受ける日も来るでしょう。
それでも、がんばるんだろうなぁ。
いろいろな物を背負って、それでも笑い続けるんだろうなぁ。
お父様と本当に良く似ていると思います。
そんなあなたを、応援したいってか、応援します!
雪乃紗衣先生、あんまり二人をいじめないでください(ぇ。
それか、二人にお互いを拠りどころとする確固たる存在価値を与えてあげてください。
多分、そんな簡単には結ばれないんだろうし・・・・・・・。
なにわともあれ、自作に期待大です~~~。
あっ、全然関係ないけど今日は私の誕生日です

(←ほんまに関係ありませんねw)
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